お食い初めの儀式
古来よりお食い初めは、一汁三菜というある程度決まった形式というものがあります。
これは汁物をひとつ、そして三つの惣菜という事です。
その具体的な形式としては、まず赤飯や白飯を盛ります。
次に鯛などの魚を使ったお吸い物と、やはり鯛などのお魚を使用した尾頭付きの焼き魚です。後は煮物や漬物などの惣菜、紅白の餅、といった形です。紅白の餅は5つ添える、というのが基本形式のようです。
更に、子供に丈夫な歯が生えてくれるようにと願い、小さな石を3つお膳に添えることもあります。
このような日本古来の形式というのは、非常に美しく重要な事です。
祈祷的儀式において、基本的な形式というのは何よりも大事といえます。
全ての手順、用意する物を綺麗に揃える事で、祈祷の儀を行う意義というものが生まれます。
ですから、できるだけこういった形式は崩さない、というのが祝いの儀式の一般的通念でした。
現代においても、このように足並みをそろえるということは大事な事です。
現在はお食い初めレシピも多様化しています。
これをふまえて、あえてシンプルに基本的な形式のものを出すというのも、お食い初めにとって必要な事かもしれません。
何より大切なことは、お食い初めに限らず、子供の一生が食に困らないようお祈りしてあげることではないでしょうか。それが一番正しい儀式のあり方であり、儀式的な効果も更に増す事になるでしょう。